2004年12月05日

「最近みんながしきりに残念がる理由」行動記録/日記

最近どのページをみてもしきりに残念がる人が多いなぁと思っていたら、 今年の流行語だったんですね。

トップテンの入ったもののうち三つ(セカチュー、残念!、負け犬)は、 なんとなく聞いたことあるような気もあるけど、ほとんど初耳だなぁ。 他のも「へぇ~、それって流行ったんだ」という感じでイマイチピンとこない。 ほぼ全滅だったので、ついにこういう事態に陥ったのかとちょっとだけショックである。

今の世の中は多様化が進みすぎて流行も局所的なものになり、 流行の波紋の同心円も半径が小さいものばかりなんだろうなぁ。 だから私のようにどの同心円からも遠いところばかりを歩く人間にとっては 流行語を流行語として認識できないままになってしまう。

でもこれはちょっとイカンだろうとちょっと思い直すところもちょっとあり。 流行にはまる必要はないが、知識としてまったく知らなかったというのはちょっとまずい。 もっとも芸能ネタはどうでもいいっちゃどうでもいいことなのだが、一般論として。

というのは、常々思っていることとして 「変化することは必要、なぜなら、不変なものは重要だから」というのがあって、 流行というのは明らかに「変化すること」に属するからだ。

日常生活のみならず、仕事のソフト業界においてもメインストリームからは少しはずれたところを歩いているわけだが、 そうすると異業種との接点もその分だけ多い。 とくにメインストリームがあまり構ってくれないところなどが特に。

そういう分野においてはITなどは革新要素の最たるものであり、 よって、接する人はみな抵抗勢力になる。 ただ抵抗する側にもそれなりのもっともな理由があり、 変化のみを一概に肯定することはできない。 なんだかんだいって不変なものというのはそれなりに重要な意味をもっていたりするものなのだ。

ところが、私の経験した範囲では、抵抗する側ではすでに変化させないことが 目的になってしまっており、不変なものが重要であるという意味が失われてしまっている場合がほとんどであるような気がする。 結局のところ変化がなければ、不変の重要さが埋もれてしまう。 そういう場合には、だから変化が必要なのだ。

そうこうして至った結論が 「変化することは必要、なぜなら、不変なものは重要だから」 だったのである。

私は無意味なところで知らず知らずのうちに抵抗勢力になっていまいか。 流行語大賞はそれを自問するいいきっかけだったかなぁ、と。

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田中さんらしいなぁ.(^^; でも,彼女から教えてもらったりもしないんですか? ともあれ (JW),眞鍋かをりの blog 読むしか!!

Posted by koichik at 2004年12月06日 00:10

聞けば教えてくれたと思いますが。 何を聞いたらいいのかすらがわからない状況では、 教えることもできないというところだったのでは。

ドラマとかはかなり熱心に観ているようですが、 「残念!」については婚約者も知らなかったようです。

Posted by yuntanach at 2004年12月06日 09:44
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